干支(えと)とは、十干十二支(じっかんじゅうにし)からなる、ごく雑に言えば順番のあらわし方です。
十干は10個の番号(と言ってしまいましょう)、十二支は12個の番号からなっており、順番に組み合わせて並べると最小公倍数の60通りまで順番をつける事ができます。
(10×12=120通りにはなりません。奇数番目同士、偶数番目同士しか組み合わさらないからです)
かつては年も干支で呼んだので、東洋史をやっているとしばしば干支で事件を言い表す呼び方に出くわします。干支は60年で一周します。
覚えるのは大変ですが、トラ年だのヘビ年だのは今でも年賀状を書く時など気にする事もあるでしょう。昔の史料を読み解くには干支の解読も時々必要になるので、ここに当サイトで出てくる年代のものだけ換算表を挙げておきます。
私自身はきちんと暗記していませんが、覚えるには十干十二支の並びと併せて、スタートとなる甲子の年だけ覚えておくのが良いかと思います。1864年、1924年、1984年などです。甲子園球場は竣工した1924年が甲子の年である事から命名されたのだそうです。訓読みを覚える必要はありません。 |
十干
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十二支
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読み |
訓読み |
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読み |
訓読み |
甲 |
こう |
きのえ |
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子 |
し |
ね |
乙 |
おつ |
きのと |
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丑 |
ちゅう |
うし |
丙 |
へい |
ひのえ |
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寅 |
いん |
とら |
丁 |
てい |
ひのと |
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卯 |
ぼう |
う |
戊 |
ぼ |
つちのえ |
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辰 |
しん |
たつ |
己 |
き |
つちのと |
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巳 |
し |
み |
庚 |
こう |
かのえ |
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午 |
ご |
うま |
辛 |
しん |
かのと |
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未 |
び |
ひつじ |
壬 |
じん |
みずのえ |
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申 |
しん |
さる |
癸 |
き |
みずのと |
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酉 |
ゆう |
とり |
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戌 |
じゅつ |
いぬ |
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亥 |
がい |
い |
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